シャンパーニュ・ドラピエ

共同オーナー、販売部門ディレクター

子供時代

ランス生まれ、ウルヴィル育ち

家族構成

2018年に娘が一人生まれる

影響

私は仕事のメソッドと、物事を客観的に見る精神をグランゼコール準備クラスで学びました。それ以外の残りは実地で、家族で毎日働くことにより身につけられました。今現在も私の指導者の役割を果たしてくれている父親から主に学んでいます。

私はまだ30歳でしかないのですから、まだ多くを学ぶことができると思います。

経歴

私は人文科学にとても興味を持っていたので、文系を専攻し、グランゼコール準備学校に進んだ後、ソルボンヌ大学で地理学の修士課程に進みました。ここで得た知識(地質学、生物多様性など)は、私の現在の仕事においても常に役立っています。

学業の終わりに、私は企業の世界に近づくことになりました。そして、EDHEC(インターナショナルビジネススクール)とストックホルムでマネージメントの修士課程を専攻しました。私の最初の職業経験はガストロノミーと蒸留酒の世界でしたので、固有の土地に結びついた製品にインスピレーションを感じています。 2015年、私は家族の事業に加わりました。最初は、私たちの輸入業者と密なコラボレーションを行いつつ、アメリカでのシャンパーニュ・ドラピエの代表、そして販売促進担当として働きました。2017 年に私はドメーヌに戻り、徐々に販売部門での代表者責任者の職につくことになりました。

「私たちの職業の信じられないほどの多様性。葡萄の木の育つ土地からデギュスタシオンに至るまで、シャンパーニュは複雑で多様であり、それがシャンパーニュを、比類ない、情熱を傾ける価値のあるものにしているのです」

シャンパーニュとシャンパーニュ地方に対する私のヴィジョン

私はいつも、自分たちは、この石灰岩の土が、何年もかけて空気のような軽みと複雑さを持つワインを作れるという例外的な力を持っているなんて、なんという幸運だろうと思います。一日たりとも他の日に似ていることはありません。私たちは、片足を葡萄畑につけ、もう片足を星付きのガストロノミーレストランのテーブルの下に置いているのです。なんという豊かさでしょうか。

 

他のどの職業がこのような多様性を湛えることができるでしょうか。私は、自分たちの持っている、独立性という部分が、シャンパーニュ製造のどの過程においても必要な梃子となり、信じられないほどの自由を与えていると感じています。そしてこの自由こそが私たちの将来に多くのインスピレーションをもたらすのです。この後半世紀、私が兄弟たちと共に、この家族のメゾンの発展のために導く年月は、自由と繁栄の都市であると信じています。もちろん、困難はあるでしょうが、それを La Transmissionのメンバーとの非公式的な場での交流にて共有することができますし、困難こそがクリエイティビティの出発点となるのではないでしょうか。

 

シャンパーニュ地方が私にインスピレーションを与えるのは、この地方は、しっかりとした連体感の中にも、私たちが自由に表現するチャンスを与えてくれるからです。シャンパーニュ地方は、地域の中で、お互いに支え合うことで何世紀もの間を生き抜いてきた「グローバルブランド」の見本です。そして、La Transmission は、これらの連帯、世界と私たちの職業に対して現代的な視点から照明を当て、革新を図るひとつの方法なのです。

シャンパーニュの女性たちに関する彼女のヴィジョンについてさらに知る

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